Mスポット・フローレス


 土日をスコールと過ごした後の月曜日、バッツはそれはそれは元気だった。
早朝の新聞配達も苦も無く過ごし、授業もしっかり出席して板書も取り、夕方以降のアルバイトもてきぱきとこなす。
今週も頑張るぞ、とバッツは毎週のように意気込んでいた。

 そして週の半ばになると、一転、萎れたようになる。
曰く、「スコールが足りない」為に。

 バッツとスコールの自由な時間はお互いに限られているから、逢える時間も少ない。
変わりに電話やメールの遣り取りはするし、それも嫌いではないのだが、バッツは早くスコールに会って、彼女と言う存在を直に感じたかった。
それが適わない間に、バッツ曰く「スコールゲージ」がすっかり枯渇して、元気もやる気も失せてしまう。
会えばそのゲージはあっという間に回復するのだが、かと言って優しい彼女に会いたいと我儘を言うのも気が引けて、結局バッツは授業を寝て過ごしたり、アルバイトは流し感覚(それでも殆どミスをしないので問題になる事はない)で済ませてしまう。
そんなバッツを見た友人たちは、実に判り易い奴だと笑っていた。

 短いようで長い週の後半を乗り切って、やっとバッツが待ちに待った土日がやって来る。
週の後半の惰性感で、やや散らかり気味になりかけていた部屋を掃除して、バッツはスコールの来訪を待った。
そしていつもと同じ時間にチャイムが鳴って、バッツは急ぎ足で玄関を開ける。


「いらっしゃい、スコール!」
「……ん」


 喜色満面に迎えに出たバッツに、スコールは小さく頷いて返事をした。
そんな彼女の肩にかけられた大きめのトートバッグに、およ、とバッツは目を丸くする。


「今日はちょっと大荷物?」
「……まあ……邪魔、か?」
「大丈夫だよ。ほら、上がって上がって」


 バッグを隠すように背中に回すスコールに、詮索は怒られるかなとバッツは興味を引っ込めた。
それよりもスコールが会いに来てくれた事の方が重要だ。
促すバッツに、スコールもいつものように「お邪魔します」と言って、玄関を潜った。



 午後をゆっくりと過ごして、冷蔵庫の中身が少なかったので、夕方に二人で買い物に行った。
今日はスコールが「バッツの作った料理が食べたい」と言ったので、当番はバッツである。
飲食店の厨房でアルバイトをした経験もあるバッツだ。
家庭的な料理を作るスコールとは対照的に、一風変わった創作料理も作れる彼の腕を、スコールも好んで頼っていた。

 バッツが腕によりをかけた料理に、スコールは存分に舌鼓を打って、小食な彼女にしては少し多めの夕飯も綺麗に平らげた。
美味しかった、とシンプルながら一番の彼女の誉め言葉に、バッツも満足する。

 その後はしばらくテレビを見て、良い時間になった頃に、順番に風呂に入る。
そしていつものように、バッツがスコールをベッドに誘い、淡い色の唇にキスをして、シーツにその身を横たえようとした所で、


「バ、ッツ…ちょっと……、」
「んー」
「ん、むぅ……っ、待て、んっ、んっ……」


 いつものように恥ずかしくなったのだろう、ストップをかけようとするスコールであったが、バッツは止まらなかった。
もう一度唇を重ね、ちゅ、ちゅう、と下唇を吸うバッツに、スコールの肩がぴくっぴくっと震える。

 キャミソール越しの胸をやわやわと揉んでいると、程無くスコールの蕾が膨らんで来る。
始めの頃は、「変な感じ」「くすぐったい」と言っていたのに、すっかり快感の兆しに敏感になってくれた。
情事の始まりに緊張し勝ちなのは相変わらずだが、そんな初心な所も含めて、バッツにとっては愛らしい。

 口付けを深くしながら、バッツはスコールをベッドへ横たえようとした。
───が、


「……っ待てって言ってる!」
「むぐ」


 二人の口の間に手が割り込んで来て、バッツの顔を押し退ける。
強制ストップの手段に出たスコールに、お預けを食らったバッツが判り易く拗ねた顔をした。


「どした?ひょっとして今日ダメだった?」
「……そうじゃ、ない、けど。とにかく、ちょっと待て」


 むーっとした顔をするバッツに、スコールは赤らんだ顔を逃がすように逸らしながら、ベッドを降りた。
小走りに急ぐスコールの足は、彼女の荷物を置いた部屋の隅に向かっている。

 駄目じゃないならどうして止められたのだろう、とバッツが眺めていると、スコールは大きめのトートバッグを開けた。
いつもの荷物にプラスされたそれの詳細を、バッツは訊ねていない。
中から出て来たのは、真新しい包装紙に包まれた布らしき代物。


「それ、なんだ?」
「……」


 バッツが訊ねるが、スコールは包装紙を剥がす事に集中している。
放ったらかしにされた気分で、バッツはベッドの上で足を投げ出し、スコールが戻って来るのを待った。

 ベッドに帰って来たスコールが、手に持ったものを拡げながら言う。


「……これ、使おうと思って」
「何?」
「……防水シーツ」
「へ?」


 答えたスコールの顔は赤い。
目を丸くして見詰めるバッツに、スコールは視線を彷徨わせながら言った。


「……あの。この間の、セックス。その……俺、あんまり、イってなく、て……」
「ああ、うん。そうなんじゃないかなとは思ってた」


 先週、スコールが泊まりに来た時のセックスを思い出して、バッツは頷く。
バッツはいつも通りにセックスをしようとしたけれど、スコールは自身の潮噴き癖を酷く気にして、噴かないようにと終始意識していた。
何度か上り詰めるには至ったが、その時のスコールの様子からして、恐らく中途半端な状態なのだろうなとバッツは思っていたのだが、やはりスコール自身もそう感じていたようだ。

 それで、その、とスコールは言葉を詰まらせながら、


「あれから何だか、物足りなくて……自分でもシてみたけど、全然、駄目で。あんたじゃないと、俺、イけなくて……でも、イったら俺、きっと出ちゃうから……」


 言いながら、もじ、とスコールが太腿を擦り合わせている。
シーツを抱えて口元を隠すスコールの顔は、どんどん赤くなっていて、もう少しで沸騰しそうだった。


「出るの、我慢したら、きっとまたイけないし。だから……これ、使ったら…少しはマシかと思って……」
「え、じゃあスコールは、おれにイかせて欲しくて、これ買って来たの?」
「………」


 バッツの言葉に、スコールは耳の先まで真っ赤になって、……こくん、と小さく頷いた。
それを見た瞬間、バッツの中の熱が一気に最高潮まで跳ね上がる。


(うわ。うわうわ。何それ、エッチじゃん)


 先週のセックスで満足できなかったスコールが、心の気兼ねを少しでも減らして、目一杯セックスをする為に、わざわざ防水シーツを持ってきた。
自分からバッツとセックスをする準備をして来たなんて、あのスコールが、と思わずにはいられない。
同時に、そうまでしてバッツを求めてくれているのだと判って、バッツは益々目の前の恋人に愛しさが募る。

 シーツを手に立ち尽くしていたスコールを、バッツはその腕を取って引っ張った。
すっかり油断していたスコールは呆気なくバランスを崩して、バッツの腕の中に飛び込む。
ぎゅう、と抱き締めるバッツに、スコールは大人しく収められていた。


「スコール、スコール」
「…なんだ」
「スコール、好き。可愛い。エッチ。愛してる」
「……っ!」


 普段なら聞き捨てならない単語が一つ混じった事に、スコールは気付いているだろうか。
首筋にちゅ、ちゅ、とキスを繰り返すバッツを、スコールはふるふると体を小さく震わせながら受け止めている。
バッツの膝に乗ったスコールの秘部が、下着越しにじんわりと湿っているのを感じて、バッツは鼻息が荒くなる。

 このまま雪崩れ込みたい衝動を堪えて、バッツは早速防水シーツを拡げた。
大人の介護用のシーツのようで、ベッドサイドに回り込んでマットで挟み、ベッドの三分の一をカバーするものだったが、バッツは手軽にいつものシーツの上に重ねるだけにした。
防水シーツの表面は綿になっており、触り心地も良いから、これなら素肌で触れても良いだろう。
高かったんじゃないかなあ、とバッツは思ったが、金額について今訊ねるのは野暮な気がした。

 ベッドメイクをして、改めてバッツはスコールをベッドへ誘う。
細い体をシーツに横たえると、スコールは背中に当たる布地の感触を確かめるように、掌でシーツの表面を撫でた。


「良い感じ?」
「……ん」
「じゃ、これでスコールをイかせてやれるな」
「……っ」
「この間の分も、一杯、いーっぱいイかせてあげるから」


 嬉しそうに言うバッツに、スコールは視線を逸らしながら、「……ばか」と言った。
そんな口振りをしながら、手も出て来なければ、逃げる事もしないのだから、彼女も期待しているのは間違いない。

 唇にキスをすると、スコールが薄く隙間を許したので、バッツは直ぐに侵入した。
スコールの舌を絡め取ると、もう唾液で濡れている。
それに自分の唾液を塗しながら、バッツは混ぜるように舌を動かし、スコールの咥内を弄った。


「ん…、ん……っ、ふぅ……っ」


 くちゅくちゅと耳の奥で鳴る音に、スコールの首筋にぞくぞくと官能のサインが走る。
鼓動が跳ねる胸に、バッツの手が重なった。
小ぶりだが形の良い乳房を、両手で柔らかく揉みしだく。


「う…ふ……んん……」
「んん……っは……」
「はぁ……っ!あ…、はっ、あ……っ」


 唇が解放されて、スコールが足りなくなった酸素を吸い込む。
その間にバッツは、ツンと膨らんだ乳首に指先を当てて、クリクリと押すように擦ってやった。


「あっ、あっ……!ん、あっ……!」


 敏感な乳首が固くなって行き、バッツが与える刺激により顕著な反応を示していく。
バッツはキャミソールの肩紐をずらして、露わにした胸元に吸い付いた。
赤い実をちゅうっと吸ってやれば、スコールが小さく息を飲むのが聞こえる。


「んっ、んっ……!バ、ッツ……あぁっ……!」
「ん、ちゅっ。んっ、んちゅぅ……っ」
「やぁ……っ、乳首、だめぇ……っ」


 ふるふると頭を振るスコールだが、バッツの頭を其処から押し退けようとはしない。
バッツはスコールの浮いた背中に片腕を入れて、反った体に浮き上がるように膨らんだ乳首を吸い続ける。
はあ、はあ、とスコールの呼吸が上がって行き、薄い腹がしきりに上下した。

 バッツは空いている手でその腹をゆったりと撫でて、白いショーツに守られた秘部に触れる。
少女の大事な所を隠す其処は、もうぐっしょりと濡れており、布地が受け止められない程に蜜が溢れ出していた。


「スコール、おまんこがびしょびしょ」
「ふぅ……っ!」
「大丈夫、大丈夫。可愛いおまんこ、一杯噴かせてやるからな」
「んんぅ……っ!」


 ショーツにくっきりと浮き上がった淫筋に、バッツがすりすりと指を擦り付けると、ビクッ、ビクッ、とスコールの腰が跳ねる。

 焦らすなんて勿体無い事はしないで、バッツは直ぐにスコールのショーツの下に手を入れた。
直に触れた其処は、バッツが思っていた通り、蜜の洪水になって濡れている。
一体いつからこんなに濡らしていたのだろうと、考えるだけでバッツは興奮して来て、早く此処に侵入したくなる。
でも今日はスコールを気持ち良くするのが一番だから、先ずは───とヒクつく秘園に指を挿入した。


「あんぅ……っ!」


 つぷん、と侵入して来た指に、スコールの躰がビクッと震えた。
濡れそぼった蜜壺は容易くバッツを受け入れて、もっと奥へとねだるように、肉壁が吸い付いて来る。
誘われるままにバッツは指を奥へ奥へと挿入し、指が根本まで入った所で、指先を回して中を掻き回し始めた。


「は、あっ、あっ……!バ、ッツ…んぁ……っ!」
「おまんこ、くちゅくちゅ言ってる。聞こえる?」
「や、あぁ……っ、は、あ……っ!」


 バッツはスコールの耳元で囁きながら、意図して恥部が音を立てるようにと苛めてやった。
くちゅくちゅ、くちゅくちゅと露骨な音を立ててやると、スコールは顔を真っ赤にしながら、ふるふると首を横に振る。
同時に膣はきゅうっと締め付けを増して、艶めかしい感触を具にバッツに与えていた。

 細かなヒダに覆われた内壁を、そのヒダ筋をなぞるように指先で撫でる。
ヒクヒクッ、とスコールの腰が戦慄いたのを感じ取って、バッツは同じ場所をカリカリと小刻みに引っ掻いた。
ぴりぴりとした快感刺激がスコールを襲って、少女の口から高く弾むような声が溢れ出す。


「あっ、あっ、あっ…!ひ、は……っ!」


 スコールの頭が仰け反って、白い首が露わになる。
バッツは喉の真ん中をゆっくりと舌で舐めてやった。


「はぁ、んん……っ!うぅん……っ」


 喉をそぞり上げて来る舌の感触に、スコールが堪えるように口を噤む。
同じくして膣口もきゅぅっと締まり、内部に加えた指を肉が包み込んだ。
その肉を開く為にバッツが指を震わせて細かく擦ると、微細な振動を与えられたスコールの躰がビクビク、ビクビクと弾み、


「ふっ、ふっ♡バッツ、んっ!」
「来そう?」
「う、ん、んぅ……っ!あっ、あっ…!」


 ふるふると全身を戦慄かせるスコールに、バッツは兆しを感じ取った。
スコールはバッツの首に腕を回してしがみ付き、意思とは勝手に弾む躰を強張らせる。
それが堪える時の様子だとバッツも理解した。


「良いよ、我慢しなくて。今日はちゃんと準備してるんだから」
「ふ、ふ、ぅう……っ!あうぅ……っ!」


 促すバッツだったが、スコールの体は力んだままだ。
体の条件反射のようなものだから仕方がない、とバッツも判っている。
だが、今日は折角なのだから、スコールにももっと開放的になって貰いたいものだ───そう言うスコールをバッツが見たいからなのだけれど。

 バッツはスコールの耳元にキスをしながら、彼女の膣を攻め続ける。
指の関節を曲げて、くっと天井を押してやると、スコールの躰が判り易く仰け反った。
弱点を捉えて同じ場所をカリカリと引っ掻いてやれば、スコールははくはくと唇を震わせて、


「や、バ、ッツ、バッツ……!あ、あ、」
「大丈夫。怖くない怖くない」
「はっ、はぁっ、あっ、あっ……!」


 ビクビクッ、ビクンッ、と波打つ肢体と、同じように震えながらバッツの指を締め付ける陰唇。
スコールはぎゅうっと唇を噛んで、熱の昂ぶりへと上り詰めた。


「あ、う、んんんんっ!」


 くぐもった声を上げ、バッツの頭にしがみ付いて、スコールは絶頂する。
その瞬間、スコールの膣も一際強くバッツの指を締め付けた。

 上り詰めた躰の熱は、そのままスコールの中に留まり燻る。
バッツはそれを更に煽る為、一向に締め付けの緩まない膣内を攻め続けた。


「あ、あ、っあぁ!バッツ、いや、あっ、あっ♡」


 バッツは手首を細かく動かし、手全体を細かく震わせながら、指を付け根から上下に動かして肉壁を擦る。
果てたばかりで、新鮮な官能のスイッチを押されたばかりの体には、怖いほどに刺激的な快感が襲う。


「あっ、あっ、あっ!だめ、やっ、来るっ!出、出ちゃうのっ、んんっ、来ちゃうぅうっ!」
「うん、イっちゃおう。ほら、スコール。おまんこ我慢しなくて良いよ」
「はふ、ふっ、ふぅんんっ!う、ん、うぅっ♡」


 スコールは強く唇を噛み、衝動を堪えようとしていた。
しかし、躰の奥底から湧き上がって来るそれは、いつも自分の意思でどうにもならないものだった。
挙句にバッツの指で敏感になった肉壺をぐちょぐちょと音がする程に掻き回されれば、抱く男によってそうなるようにと染められた少女が幾らも耐えられる筈もなく。


「んぁっ、あぁっ♡あうぅぅううっ♡♡」


 ぷしゃあああっ、とスコールは潮を噴いてイった。
下着の中で噴き出した飛沫が、受け止め切れなかった布地の周りから飛び散って、防水シーツに染みを散らす。

 バッツの腕に背を抱かれて、スコールは続け様の絶頂で強張った躰をビクッビクッと痙攣させていた。
膣からバッツが指を抜くと、ふやけそうな程にびしょびしょに濡れた手が露わになる。
バッツはその手をぺろりと舐めて、


「うん。いつものスコールの味がする」
「ふぁ……あぁ……っ」
「でもいつもよりエッチな匂いするかも。やっぱり溜まってたのかも知れないな」
「は……はぁ……あ……っ」
「こりゃもっとイかせてあげなきゃ。な?」


 放心状態になっているスコールに声をかけるバッツ。
返事はないが、それでもバッツは満足していた。
自身の手で上り詰め、快感に飲まれて蕩けている少女の顔を見ているだけで、バッツは十分嬉しいのだ。

 それはそれとして、もっとスコールをイかせてやりたい。
バッツはその想いのままに、スコールのショーツを脱がせてやった。
とっくに下着としての役割を放棄していたびしょ濡れのショーツを剥ぐと、ぽってりと膨らんだ恥丘が晒される。

 バッツはスコールの両膝を持ち上げて、M字に開いた足の間に顔を近付けた。
彼女の蜜と飛沫でつやつやと濡れた其処に鼻先を寄せ、くんくんと嗅いでみれば、むわっと雄を誘う匂いがする。
バッツはむらむらと湧き上がる衝動に任せて、陰唇をちゅるぅっと啜ってやった。


「あぁんっ♡」


 ビクンッ、とスコールの躰が弾む。
はっ、はっ、と息を切らしながらスコールが顔を上げれば、自分の股間に顔を埋めている恋人がいた。


「や、バッツ……!そんな、とこ……汚いぃ……っ!」
「キレイだよ。んちゅぅっ」
「ひぅんっ♡はっ、やぁ……あぁ♡し、舌、入れないでぇ……っ!」


 にゅるん、と艶めかしいものが中に入って来るのを感じて、スコールはふるふると頭を振った。
そんなスコールに、バッツはふふ、と笑って、


「前は、んっ♡スコールがおれのちんこ、舐めてくれただろ?んちゅぅっ」
「あっ、あうっ……!ん、ふ……くぅ、んんっ」
「だからお返し。んむぅ〜っ」
「ふぅうっ♡や、中を……あっ、な、舐めるな、やぁあ……っ!」


 肉厚の舌が中へと捻じ込まれて、べろぉり、と蜜口を舐める。
細い指とは全く違う、弾力と粘りのあるものが恥部の形をなぞる度、スコールの躰に甘い痺れがじんわりと広がった。

 いやいやと頭を振るスコールに構わず、バッツは彼女の内部を愛でる。
舌を左右に振って、肉ヒダの重なる入り口を拡げ、染み出してきた蜜を啜る。
ぢゅるる、と音を立てて啜ってやれば、恥ずかしそうに陰唇がきゅうっと締まるのが判った。


「やだ、ああ、んぁ……っ!はっ、はう……くぅんっ」
「ん、んぷ……んむ、ちゅぅっ」
「ふっ、ふぅう……っ!バッツ、ぅ……っ」


 スコールの手が、股間に顔を埋めるバッツの髪を引っ張った。
ちらとバッツが上目に見れば、スコールは涙を浮かべて此方を見詰めている。
いや、と訴える瞳に、バッツはにんまりと笑って、膨らんだ双丘に唇を密着させた。
咥内全体で思い切り啜り上げてやれば、じゅるるるっ、と蜜が音を立て、ぞくぞくぞくっ!とスコールの躰に快感が迸る。


「んんぅぅっ♡ふっ、ふうっ!うぅーーっ…!」


 バッツが持ち上げたスコールの膝が、ビクビク、ビクビクと跳ねている。
膣奥から溢れ出した蜜が、バッツの口端から零れて、スコールの股間をまた濡らした。
まろい尻を粒の雫になって伝い落ちた淫汁が、シーツに染みを拡げていく。

 肉壁が戦慄き続ける感触を味わいながら、バッツはゆっくりと舌を抜いた。
にゅぽっ、と音を立てた蜜壺と、赤く色付いたバッツの舌を、透明な糸が繋いでいる。
その様子を真っ直ぐに見てしまったスコールの顔が赤くなって、恥死しそうな程に沸騰する。


「っはあ……おいし」
「……ば、か……っ」
「本当だよ」


 そんな訳あるか、と赤い顔で睨むスコールに、バッツは唇を舐めながら言った。
益々スコールの貌が赤くなる。

 バッツの両手がスコールの膝裏から降りて、火照った太腿を撫でる。
秘裂の端を指で引っ張ってやると、くぱぁ、と淫らな花が開いた。
幾重にも重なっている内肉が、外気に晒されている事を感じて、ひくん、と震える。
そのままヒクッ、ヒクッ、と蠢くそこを、バッツはまじまじと覗き込み、


「もう良いかな。スコール、入れても良い?」
「ん…、ん……っ」


 問うバッツの吐息が膣口に触れて、スコールの躰が震える。
それを精一杯に隠したつもりで、スコールはバッツの言葉に頷いた。

 バッツはチェストからコンドームを取り出すと、トランクスを脱ぎ捨てた。
勃起したペニスが真っ直ぐにスコールの方へと向けられる。
興奮している事を一切隠さないそれに、スコールが釘付けになっている間に、バッツはコンドームを装着した。

 スコールの足を肩に担いで引っ掛けて、バッツはヒクつく蜜壺に中心部を宛がった。
スコールはふぅふぅと荒い呼吸をして、バッツを迎え入れるべく躰の緊張を解そうと懸命だ。
バッツはそんなスコールの頬にキスをして、ゆっくりと彼女の胎内へと自分を沈めて行った。


「あ、あ……っ!んん…っ、うぅん……っ!」
「スコール、息吐いて」
「は、はーっ、あ……っ!はぁ、あ……っ!」


 バッツの促す声に応じて、スコールは息を吐く。
不器用ながら徐々に彼女の躰の強張りが和らいでいくと、後は濡れそぼった蜜壺が挿入を援けてくれる。
奥から入り口まで、余す所なく彼女自身の甘露で濡れたお陰で、バッツのペニスは真っ直ぐに根本まで入って行った。


「あ、う……んっ……くぅん……っ♡」


 奥まで入った感触を腹の中に感じて、スコールが身を捩る。
バッツが収まっている腹に、スコールの白い手が触れた。


「はぁ……、バッツ……ん……っ」


 呼ぶ声に、バッツは返事の代わりにキスで答えた。
桜色の唇をちゅう、ちゅう、と吸うと、細身の肩がぴくっぴくっと震える。
長い睫毛の隙間から見える蒼灰色の瞳が、とろりと蕩けて濡れていた。


「ん、ふ、うん……、んは、ぁ……っ」
「はぁ……動いて良い?スコール」
「……ん……」


 確かめるバッツに、スコールは恋人の首に腕を回して頷いた。
密着したがる彼女に答えて、バッツはぴったりと肌を重ね合わせ、律動を始める。

 ぎし、ぎし、とベッドが軋む音がして、スコールの甘く溶けた肉壺に、太いペニスが出入りする。
バッツが奥を突く度に、ぐちゅり、と言う音が聞こえて、スコールの躰がビクッと竦んだ。
バッツはそんなスコールの首筋にキスをしながら、彼女の奥をもっと拓こうと腰を振る。


「う、んっ……あっ、あ、あっ……!バ、ッツ、大きい、の…あぁっ、あっ♡」
「まんこヌレヌレだな、スコール」
「ふ、は、はぁ……っ!あん、あっ、あぁんっ…!」


 引っ切り無しに水音を立てながら、バッツはスコールの中を耕した。
段々とそのストロークは大きくなって行き、固い亀頭がスコールの奥を突き上げて来る。


「はあ、はっ、あぁ……っ!バッツ、バッツ……!バッツが、俺の中…っ、んっ、一杯になって、るぅ……っ!」
「スコール、お腹に力入れてみて」
「ふ、んっ♡んん、うくぅっ♡」
「そうそう、上手。ふふ、まんこがきゅーってしてる。気持ち良い」


 嬉しそうなバッツの声を耳元で聞いて、スコールの唇からはぁっと熱の呼吸が漏れる。
バッツが喜んでくれるなら、とスコールは引き続き、丹田に力を入れるように意識した。
そのお陰でスコールの膣は、濡れそぼりよく滑る上に、程好く心地良い締め付けてバッツを包み込む、極上の肉褥になる。
そうなると、スコールの感度もみるみる引き上げられて行き、スコールはバッツを愛しながら、自身をそれ以上に追い詰めていく。


「ふ、ふぅっ、うぅっ!んっ、んっ、んんっ♡」


 隙間がない程に密着した媚肉を、太く固いペニスがずりずりと絶え間なく擦るのが、スコールには堪らない快感だった。
亀頭で奥の壁をぐりっと打ち上げられて、「あぁんっ♡」と甲高い嬌声が響く。
バッツはにんまりと笑って、同じ場所をもう一度強く突き上げた。


「はくぅっ♡」
「捕まえた」
「はっ、はぁっ!あっ、あぁんっ♡バッツ、だめ、えんっ♡」


 次の快感の最高点のスイッチを、バッツはずんっ、ずんっ、と突いてやる。
スコールは頭を振って駄目と訴えるが、縋るその腕が絡んでいるのは、この強烈な快感を与える男本人だ。
いやいやと涙を浮かべれば、その分バッツを興奮させて、胎内でペニスが硬く滾りを増していく。


「あっ、あっ、あっ、あっ♡バッツ、待って、あぁっ♡」
「はぁ、はぁ、スコール、スコールっ!まんこ震えてる、イきそう?イく?」
「んぁ、や、ぁあんっ♡うっ、イく、イくぅっ♡そこ、そんなに一杯、あぁっ、だめぇっ♡イくの来るぅうっ♡」


 止まらない快感の大波に、スコールは逃げるように体を仰け反らせた。
バッツはそんなスコールをしっかりと抱き締めて閉じ込め、力強く腰を打ち付ける。
ぱんっ、ぱんっ、と肌をぶつけ合う音が響き、打ち上げられる都度にスコールの躰は強張りを増して、感度を高めていく。


「あぁ、あぁっ、来るっ♡バッツ、バッツ!」
「うん、イって、イってスコール。おれのちんぽで、おまんこイって!」
「は、は、バッツ、んぁっ♡お、おれ、あぁっ♡バッツの、おちんぽで、あ、あぁっ♡イく、イっちゃうぅっ!」


 逃げ場のない快感の波の中で、スコールは助けを請うように恋人に縋りながら、昂ぶりを募らせていく。
腹の奥が切なく啼いて、其処に収まっている雄をきゅうきゅうと締め付けた。
バッツがその肉褥を振り切って一度腰を退き、切なさに泣いたスコールの奥を、一際強く突き上げた瞬間、


「あぁあっ♡あーーーーっ♡」


 高くて甘い悲鳴を上げて、スコールは絶頂する。
太いペニスを咥えた膣が、びくんびくんと痙攣し、プシャァアアッ、と蜜を噴いた。
バッツはぷしゃぷしゃと飛沫が股間にかかるのを感じながら、ずんっ!と駄目押しの一突き。


「はひぃいんっ♡」
「ううっ!くあうぅぅううっ!」


 泣き面に与えられた快感に、スコールの全身がピンと強張る。
雌壺が目一杯に締め付けて来る中で、バッツも自身の熱を一気に放出した。

 痙攣したように戦慄くヴァギナの中で、バッツのペニスがどくんどくんと脈打っている。
少女を守る為に被せた薄皮の中に、たっぷりと精液が溜まって袋を作った。
いつかこれを彼女の中に直接注いだら、どんなに気持ち良いのか考えながら、バッツは射精が終わるまでスコールを抱き締め続けていた。


「あ…ひ……っ♡は……っ、あ……っ」


 バッツの耳元で、少女があえかな声を零している。
一呼吸終えたバッツが顔を上げると、蒼の瞳が虚空を見詰めていた。
上り詰めた瞬間と、その直後に与えられた強烈な熱で、少し意識が飛んでいるようだ。


「スコール。スコール」
「ふ…ふぁ……あ……っ」
「スコール。ん、ちゅ、」
「んん……っ♡」


 名前を呼びながら、バッツはスコールの頬を撫でて、唇を重ねた。
少し虚ろな意識の中でも、恋人からの愛撫は心地良かったようで、スコールが嬉しそうに目を細める。

 バッツが舌を入れると、スコールも直ぐに答えて来た。
素直になった少女は甘えたがりで、頻りにバッツの舌に自分のそれを絡ませようとする。
応えてバッツが舌を絡め取ると、「んん……♡」と小さな声が漏れた。
ちゅう、ちゅう、と舌を強めに擦ってやると、スコールはびくっびくっと震えながらも、嬉しそうに下の口も一緒に締め付けて来る。

 たっぷりとスコールの咥内を味わって、バッツはまだ甘えたがる舌を吸いながら、ゆっくりと唇を離した。
誘い出されたスコールの舌は、二人分の唾液で濡れて、てらてらと艶を纏っている。


「ふぁ……はぁ……っ」
「気持ち良かった?スコール」
「はぁ……あふ…んぅ……♡」


 目尻の涙を指先で掬いながら訊くバッツに、スコールはこくんと頷いた。


「二回目、する?まだイきたい?」
「……んむぅ……♡」


 判り切っていながら訊いてみれば、スコールは熱ぼったい瞳でバッツを見上げて来た。
目尻を撫でている手に、スコールの方から頬を寄せる。


「バッツ……もっと……」
「うん。おれも、もっとスコールのイってるとこ見たい」
「……」


 バッツの言葉に、ぽわ、とスコールの頬が赤らんだ。
熱に酔って素直になっているから、怒る素振りもなく、期待するように膣がひくんと疼いてバッツを誘う。

 このまま続けたい、と言わんばかりのスコールであったが、バッツはゆっくりと腰を退いた。
擦れる感触と、奥に隙間が生まれてしまう感覚に、スコールがいやいやと首を横に振る。
腹に力を入れて、きゅっと膣を締めてペニスを逃がすまいとするスコールだったが、「ちょっとだけ我慢しよ?」とバッツに宥められた。
寂しそうな拗ねたような、蒼の瞳がじっと見つめる中で、バッツは濡れそぼった蜜壺から出ていく。


「うぅ、んん……っ、」
「く……っはぁ……もう、こんなに締め付けちゃって。本当にエッチだなぁ、スコールは」


 何も知らない初心だった少女を、そんな風にしたのは自分である事をすっかり棚に上げて、バッツは囁く。
それでスコールの体がまた火照って行くことを、バッツはよく知っているのだ。

 膣からペニスをすっかり抜いて、バッツはスコールを抱き起こした。
枕を背宛てに自分が其処に寄り掛かり、スコールを後ろ向きで膝の上に乗せる。
熱の波に囚われて、体に力が入らないスコールは、バッツの胸に背中を預ける格好になった。


「はー……結構出ちゃったな。ほら、見て、スコール」


 バッツはペニスからコンドームを外し、たぷんと溜まったゴム袋をスコールに見せた。
こんなに一杯出た、と言うバッツに、スコールはどんな顔をして良いのか分からない。
だが、それだけバッツが自分に対して興奮してくれたのだと思うと、悪い気はしない。

 バッツが次のコンドームの準備をしている間、スコールは彼の膝の上で、もじもじと膝を擦り合わせていた。
雄から解放された陰唇が、その奥が、ひくひくと疼いて仕方がない。
早く続きが欲しくて、スコールは無意識にバッツの腰に尻をすりすりと擦り付けていた。
そんなスコールの行動に、バッツはむらむらと劣情を再度膨らませていく。

 スコールの小振りな尻の下で、バッツは自身を軽く扱いて勃起させ、ゴムを被せる。
その竿でスコールの尻を擦ってやれば、ぴくっ、ぴくっ、と少女の背中が震えた。


「スコール。ちょっと腰上げれる?」
「……ん…」
「そんで、お尻後ろに出して」


 バッツの指示に従って、スコールは膝立ちになって腰を浮かせる。
それから次の指示で、少し前屈みになれば、後ろにいるバッツに小振りな桃尻を差し出している格好になった。

 白い肌をほんのりと火照らせ、丸いヒップを差し出すスコールの下肢から、とろりと蜜が糸を引いて零れていた。
バッツはその糸を下から掬い上げるように竿を持ち上げ、掬った蜜でゴムを被ったペニスを扱く。
てらてらと光る先端を、ヒクついている膣口に宛がうと、ビクッとスコールの下肢が震えた。


「あっ……」


 其処に何が当たっているのか、スコールも判っている。
少女の背中が構えるように縮こまって、ふう、ふう、と言う荒い呼吸が聞こえた。
バッツはその背中を眺めながら、


「スコール。そのまま、ゆっくりこっちに座って」
「…こ、このまま……、」
「そう。このまま」


 バッツが自分に何をさせようとしているのか、スコールも理解する。
それはスコールにとって初めての事で、ごくりと喉が鳴ったが、初めての行為に不思議と恐怖はなく、それよりももう一度欲しい気持ちが大きくて、スコールは言われた通りにゆっくりと後ろに向かって腰を落としていく。


「う、ん……、んっ♡」


 少しずつ腰の位置が下がって、程無く、固いものがスコールの秘口を開かせる。
ずっとバッツの手で開かされていた其処が、自分の行いで開いて行く感覚に、何とも言えない恥ずかしさと興奮が募って行く。


「そう、ゆっくり、そのまま」
「ふ、ふ……は、ふぅ……っ」
「息吐いてるな、えらいよ」
「は、あ……ぅんっ……♡」
「先っぽ入った。慌てなくて良いぞ。よしよし」
「はあ…、はぁ……っ♡あ…っ、うぅ…んん……っ♡」


 背にかけられるバッツの声にあやされながら、スコールはゆっくりと雄を受け入れていく。
立てていた膝をほぼ曲げた状態になると、ほんの少し腰を浮かせた格好が反って辛い。
だが、ポーズを辛いと思う事はあっても、ペニスの侵入を苦しいとは思わなかった。
それより、自分で挿入する事によって、ペニスが今自分の中のどの位置にあるかがクリアに伝わる気がして、バッツが如何に逞しいかと言うことをまざまざと感じてしまう。

 スコールにとってはたっぷりとした時間をかけて、ようやく彼女はバッツの全身を受け入れた。
ヘソの直ぐ下あたりに、重くて痺れるような感触がある。
ここにいる気がする、スコールがぼんやりとしていると、後ろから伸びて来た手が、柔らかくスコールを抱き締めた。


「良く出来ました。えらいえらい」
「ふ……バッツ……ん……♡」


 頭を撫でるバッツに、スコールが振り返ると、唇が重ねられる。
バッツはスコールの耳朶を指先で擽りながら、たっぷりと時間をかけて、スコールの咥内を愛でた。

 はあ、とスコールが自由になった口で呼吸を再開させている間に、バッツはスコールを自分の方へと寄り掛からせる。
身を預けるスコールの胸をやわやわと揉むと、甘い声が零れて、バッツの耳を楽しませる。


「は…あっ……♡はぁ、あん……っ」
「スコール、足開いてごらん」
「ん……あ、は……っ、うん……っ」


 乳首をつんつんと突かれる快感に、スコールはふるふると身を震わせながら、言われた通りに足を開く。
バッツがキャミソールの裾を持ち上げて、スコールに囁いた。


「ほら見て、スコール。スコールが自分で挿れたちんぽだよ」
「は……ふ、ぅん……っ♡」


 言われるままにスコールが視線を落とせば、太いペニスを咥え込んだ自分の下肢がある。
なんだか酷く生々しくていやらしい光景だ。
それを自分が招き入れたのだと思うと、尚更。

 恥ずかしそうに顔を赤らめながら、きゅう、きゅぅ……とペニスを締め付ける雌肉に、バッツの熱もまた昂って行く。


「動くよ、スコール」
「ふ、んっ♡んっ、あっ、あっ……!」


 返事を待たずに、バッツは腰を振り始めた。
下から上に、ずん、ずん、とリズムを作って突き上げるバッツに、スコールはビクッビクッと体を弾ませながら喘ぐ。


「あっ、あっ、バッツ…っ、あぁっ♡」


 ペニスが膣を突き上げる度に、じゅぷ、じゅぷんっ、と淫音が響く。
もう濡れていない所がないと言えるほど、スコールの中は蜜で溢れ、ペニスが出入りする度にその隙間から汁が零れ流れて行く。

 バッツはスコールを突き上げながら、後ろから抱き締める手で、彼女の乳房を揉んだ。
膨らんで行く乳首を摘まんでコリコリと転がすと、肉壺が切なそうに雄を締め付ける。


「ああ、あぁ……っ!バッツ、んっ♡胸、だめ、あぁ…っ!おまんこ、あっ、強いの、やぁんっ♡」
「イヤって言う癖に、まんこは嬉しそうだぞ、スコール。こんなにぐちょぐちょなんだから、意地張らない、のっ!」
「はぅんっ♡あんっ♡あっ、あっ、ひぅんっ♡」


 ずんっ!と一つ強く突き上げて、少女の泣き所を捕まえる。
そうすれば快感に堕ちる事しか出来ない躰は呆気なく白旗を上げて、突き上げる男の思うままに揺さぶられるしか出来ない。


「は、はっ、あぁっ♡んっ、あぁっ……!」
「おまんこじゅぽじゅぽ、気持ち良いだろ?スコール」
「はっ、はんっ♡あっ♡あんっ♡」
「乳首だってピンピン。エッチで可愛い」
「やあ、バッツぅ……っ!エッチ、なんて…あぁっ、言うなぁ……ああんっ♡」
「でも気持ち良いのは好きだろ?」
「ああ、ああっ♡乳首、んっ、触っちゃダメって、言ってるのにぃいっ♡」


 摘まんだ乳首を爪先で引っ掻き苛めるバッツ。
スコールは背中を仰け反らせて、バッツの肩に後頭部を押し付けながら、ビクッビクッ、ビクッ!と戦慄いた。


「バッツ、やぁ、やなのぉっ♡はっ、またくる、来るぅっ♡」
「うん、イこ。イこ、スコール。乳首とまんこでイこ?」
「あっあっ、ああっ♡あうっ♡んんっ♡んぅううっ♡♡」


 コリコリ、コリコリと左右の乳首を苛められ、スコールは全身を強張らせた。
きゅううっ、と膣が締まってペニスを締め付け、どくどくと脈打つ雄の胎動を感じ取り、


「ふっ、くぅっ♡イくっんっ♡あぁぁああっ♡」


 きゅううっ、と乳首を強く摘ままれて、スコールはバッツの手を掴みながら上り詰める。
ビクン、ビクン、と胸を大きく戦慄かせたかと思うと、膣口が一際狭くなって、プシュッ!と今日三度目の飛沫を噴いた。


「は、ふっ、ふぅっ♡あっ、あっ♡乳首、もう、やぁっ♡」


 スコールの呼吸が整う間を与えず、バッツはまた乳首をこねる。
更にバッツは、片手を下へと降ろして行き、雄を咥え込んだ陰唇の周りを、指先ですりすりと摩り始めた。


「はぁ、ああっ、あぁ……っ!バッツ、ぅ……っ♡」
「今日は一杯イかせてやるって言ったからな。もっともっと気持ち良くしてやるから」
「は、はあ、ああぁ……っ!」


 これ以上なんて───とスコールの眼は訴えたが、バッツは止まらない。
バッツは摩っていた双丘の縁を指先で擽りながら、


「此処でもっと気持ち良くなれるんだ」
「ふ、ふっ、あっ…♡」
「ここにな、スコールがもっと気持ち良くなれる所、あるだろ?」
「はあ、や、…バッツ、そこは……あっ♡」


 つん、とバッツの指先が触れたのは、陰唇の上にある膨らみ。
ほんの少し指先を当てただけで、ビクンッと跳ねるスコールの敏感ぶりに、よしよしとバッツが笑みを浮かべる。


「スコールの此処はちょーっと敏感過ぎるからな。優しくむきむきして……」
「あっ、あっ♡だめ、バッツ、だめぇ……っ!」
「ほら、可愛いクリちゃん出て来たぞ」


 スコールの制止の声など届く筈もなく、バッツは彼女の秘芯をすっかり剥き出しにしてしまった。
薄皮の守りも奪われて、丸見えになった弱点は、ふるふると小さく震えて怯えているかのよう。
それを宥めるようにバッツの指先がツンッと先端を突くと、


「ひんっ♡」


 其処から一気に電気が走るような感覚が駆け抜けて、スコールは身を竦めた。
きゅんっ、と媚肉も縮まって、其処に居座っている男をぎゅぅっと締め付ける。
バッツもその感触に息を詰めつつ、赤く色付いたクリトリスを摘まんでクイクイと引っ張った。


「ひっ♡ひんっ♡ひっ♡だめっ、あっ♡」
「優しくするから、大丈夫だよ」
「んっ、んっ♡だいじょ、ぶじゃ、あっ♡ない、あぁんっ♡」


 引っ張ったクリトリスの根本を、爪先でカリカリと擦り引っ掻かれて、スコールの躰が大きく仰け反る。
海老ぞりに撓る細身の体を受け止めながらバッツはベッドに寝そべった。
足を使ってスコールの脚を大きく開かせ、そのまま腰を打ち上げる。


「はぁんっ!あっ、あっ、ひゃあっ、あぁっ♡」
「はっ、はっ、スコール、締まってる!クリも勃っちゃって、エッチだなぁ!」
「やあ、やだ、あぁんっ!クリっ、クリやめて♡あっ、あっ、おまんこしながらっ、クリいじめないでぇっ♡」


 バッツはスコールの膣を太いペニスで突き上げながら、クリトリスを指先で挟んで捏ね潰す。
躰の中と外と、両方とも一際敏感になっている場所を同時に苛められて、スコールはまな板に乗せられた魚のように、ビクビクとのたうつ。


「あく、あう、あぁんっ♡はひっ、ひぃっ!バッツ、やめて、おねがい、あぁっ♡こんな、こんなのだめっ!クリっ、おまんこっ♡弱いのにぃっ♡」
「はっ、はっ、スコール、凄いぞ。まんこがウネって絡み付いてきてる!」
「あ、あ、ひぃっ、んんっ!クリ引っ張らないで、あっあっ、カリカリだめぇ♡そこっ、クリの先っぽ♡いやぁっ、擦らないでぇっ♡クリしびれてるよぉおっ♡」
「もっと痺れちゃおう。もっともーっと気持ち良くしてやるからな!」
「いや、いや、いやああっ♡ああっ、バッツ♡あ、あ、あぁあっ♡」


 すっかり育ったクリトリスを指と指に挟まれて引っ張られるスコール。
更にバッツはもう片方の手も使って、クリトリスの先端を爪先でコリコリと引っ掻いた。
剥き出しの性感帯を、更に敏感にするように仕向けてから与えられる刺激に、スコールは頭が真っ白になる程の快感を得てしまう。
蜜壺からは快感の証拠の蜜が溢れ出して止まらなくなっていた。


「イく、バッツ、もうイくぅっ♡クリそんなにしたらっ、おれっ、またイっちゃうぅっ♡」
「良いよ、イこう!おまんこも突いてあげるからっ」
「ああっ、あんっ、はぁんっ♡だめ、クリ、おまんこ、ああっ♡どっちも、はひっ、気持ち良いのぉっ♡だめぇえええっ♡」


 クリトリスをきゅうっと摘まみ上げられ、奥を太く固い亀頭にぐりぐりと押し潰されて、スコールの躰は大きく痙攣した。
ペニスを咥えた膣内が戦慄き、みっちりと隙間なく雄に絡み付く。
かと思ったら、


「ふぁっ、あっ!ああーーーーーっっ♡」


 ビクビクビクンッ!と膣内が強烈な振動を起こした直後、ぷしゃぁああああっ、と噴水のような飛沫を撒き散らしながら絶頂した。
花開いた雌裂が、其処を支配する男に噛み付くようにしゃぶり付き、今日一番の締め付けを与える。
バッツは「うううっ!」と唸りながら、迫りくる衝動を寸での所で堪え、ずんっ!とスコールの秘奥を突き上げた。


「はひぃいんっ♡ああぁっ♡あはぁぁぁああんっ♡」


 もう一度スコールの躰が痙攣して、続け様の絶頂と共に、また飛沫が散る。
それでもバッツはスコールを離さず、ずんずんと強く彼女を攻め立てて、彼女を次の波へと押し流す。


「はあ、はあ、ああっ、あぁっ!バッツ、やぁっ♡止まんないぃっ♡あーっ♡あーーっ♡」


 絶え間ない攻めに、スコールが耐える術はない。
突き上げられるままに喘ぎ、悶え、また膣から蜜が飛沫を噴いた。


「おまんこっ、だめぇっ♡だめになるぅっ♡出ちゃうの止まんないよぉおっ♡」
「良いよ、スコール!一杯イこ、クリももっといじめてあげるっ♡」
「はひ、はひぃいっ♡バッツぅっ♡やだぁっ、おかひくなるぅっ♡おまんここわれちゃうからぁあっ♡あぁっ、ひゃぁああんっ!」


 ばちゅっ、ばちゅっ、ばちゅっ、とバッツが強く腰を打ち付ける度、スコールは透明な蜜を振り撒いた。
すっかり癖になってしまった、過ぎる快感への体の反応は、スコールがどんなにいやいやと首を振っても抑えられない。
寧ろバッツが攻め立てる度に、どんどん彼女の体は敏感で淫らになって行く。


「イくっイくっ♡おまんこイくぅっ♡ああっ、あーーっ♡あひぃいいっ♡やぁあっ、止まんないぃっ♡また出るっ、イくっ!バッツ、バッツぅっ♡たすけてぇええっ♡ああーーーーーーっ♡♡」


 誰が自分をそんな躰にしてくれたのか、すっかり忘れて、スコールはバッツに助けを請う。
この激しい快楽の中で、スコールはそれしか出来ないのだ。
自分だけを知り、縋り頼ってくれるいじらしい恋人を抱き締めて、バッツはまた幼気な少女に淫らな蜜を噴かせたのだった。




 何度もイかせて、何度も潮を噴かせて、その最中にバッツも熱を吐き出した。
終わった時にはスコールはぐったりと疲労して、意識もあるのかないのかと言う状態。
それでも、バッツが「やり過ぎたかな。大丈夫か?」と声をかけると、蒼の瞳はほうっと安心したように緩んだ。
そして瞼はとろとろと落ち、程無くスコールは夢に落ちた。

 殆ど気を失ったも同然であるが、それでもスコールの寝顔は穏やかだ。
その事にバッツも満足し、眠る彼女を風呂に入れた後、改めて寝床を見て、


「うん。これはやっぱり、正解だったんだろうなぁ」


 いつものシーツの上に重ねて広げていた、防水シーツ。
これまではセックスの後は何もかも水塗れになっていたのに、防水シーツ一枚を除けただけで、寝床は綺麗なものだった。
ベッド全体を覆う程の大きさではなかったので、所々に受け止め損ねた所はあったが、布団を丸ごと取り換える程の労力に比べれば、大分楽だ。

 バッツはスコールを壁際に寝かせて、その隣に横になった。
以前のようにベッドメイキングを整える事に否やはないが、やはりバッツも疲れていない訳ではない。
ベッドを整え直す間、スコールの体を冷やしてしまう事も考えると、このスコールの買い物は大正解と言って良いだろう。


(って事は。これからは、遠慮しないでスコールを一杯イかせてやれる訳だ)


 隣ですぅすぅと眠るスコールを見詰めながら、バッツはそんな事を考える。
スコールがそれを聞いたなら、「遠慮なんかしたことないだろ」と言う所なのだろうが、当人は深い夢の中だ。

 もぞ、と身動ぎするスコールを、バッツは抱き締めて身を寄せた。
元々は触れられる事も、近付く事も嫌がられていたのに、今ではすっかりスコールの方から甘えてくれるようになった。
セックスでももっと甘やかしてあげたいなあ、と思いながら、バッツも緩やかな睡魔に身を任せるのだった。





スコール♀を一杯潮吹きさせたいなあと思って。
あと割と性経験豊富な方なバッツに、初心な女子高生なスコールが、どんどんバッツ好みのエッチな子になっていくのが見たかった。
バッツに気持ち良くして貰いたくて、自分でエッチの為の準備してくるスコールって可愛エロいと思います。