[16/シドクラ]雨に始まる
フェニックスゲート事変直後、15歳クライヴがウォールードに拾わるとしたら的な話。
※続く予定はありません
強襲も奇襲も、シドにとっては難しいことではない。
押して潰すのならば、もう随分と前に目覚めた雷帝の力を振るえば良いし、策を用いるのならば、長年培った経験と頭を巡らせれば良い。
幸いなことに、部下にも恵まれている。
騎士長など言う立場は、らしくもないと思ってはいるが、この地位は恐れ多くも国王から拝命されたものだ。
安易に蹴る訳にもいかないことは、若い時分でも分かっていたいたし、今となっては諸々の都合をつけるにも、この立場は使い勝手の良いものなので、存分に権威を借りている。
正面から慕われることについては、まだ少し、照れ臭い。
資源を求めての出兵は、此処数年は落ち着いていた。
とは言っても、灰の大陸は既に半分以上が黒の一帯に飲み込まれ、人が営みを作っていける場所と言うのは、大陸の北方部にしか残っていない。
どういう訳だか───恐らくは絶対的な力の支配によって───、灰の大陸に暮らす蛮族たちは、ウォールード王に対して逆らう事はしない。
戦と言うのは、金もかかるし、食もかかるし、維持するだけで莫大な資産がつぎ込まれて、長引くほどにジリ貧になる。
それを思えば、風の大陸ならば領土の奪い合いが延々と続く相手となる蛮族が、此方の指示に従い、平伏して過ごしてくれるのは幸いなことだった。
部族の一部が剣を取り、圧政に抗わんと攻勢を仕掛けて来ることはあるが、大抵はシドが、ついでに玉座から重い腰を上げた王が動けば終わる話だ。
不老の王によって建国されたウォールードが、ほぼ完全に灰の大陸の覇者となってから幾年月、召喚獣オーディンそのものである覇王に剣を向けると言うのは、派手な自殺のようなものだ。
あれに対抗できる力があるとすれば、風の大陸の各国にいるドミナント……つまりはウォールード国王やシドの同輩とも言える、召喚獣のみと言うことだろう。
現在、ヴァリスゼアでは、五人のドミナントが確認されている。
斬王オーディンを宿す国王バルナバス、雷帝ラムウを宿すシド、これがウォールードの最大戦力。
ダルメキア共和国では、8年前に土の召喚獣タイタンが覚醒し、皇国ザンブレクでは教皇シルヴェストルの息子である第一王子がバハムートのドミナントであると分かった。
そしてロザリア公国にて、第二王子が生後間もなく、炎の召喚獣フェニックスのドミナントとして目覚めたとされている。
ドミナントは八大属性に一人ずつ顕れると言われているが、一時代にすべてのドミナントが揃うことは滅多にないと記録されていた。
現在、五人の覚醒が同時に確認されているだけでも、数としては多い方だろう。
その内、二人が同じ国の中に在り、別の二人はまだ齢十と言うことを考えると、単純な最大戦力の差として、ウォールード王国は他の追随を待たないパワーバランスを作り出していた。
以前は王自らが戦の陣頭指揮を行い、更にはオーディンのドミナントとして幾重もの山を───比喩でなく───切り払ったと言われている。
実際、シドもその頃に、流れの傭兵としてウォールードに籍を置き、外大陸への出征にも出ている。
それが何をどうしたのだか……いや、召喚獣ラムウのドミナントとして覚醒したのが大きな理由だろう、バルナバスは当時二十の頃であった若造を、騎士長へと祀り上げた。
元が傭兵気質なものだから、縛られるのは少々気質に合わない所はあったが、給金が良いのが文句を引っ込めた。
その頃には、ウォールード国内にも知り合いがそれなりにいたし、嫌になったらいつでも辞めれば良い、と見様によっては寛大な王の言葉もあって、引き受けることにした訳だ。
そんな遣り取りから、そろそろ、二十年が経つ。
騎士長などと言うものをやっているから、ウォールード王国の戦の系譜は全てこの眼で見ている。
産出資源の類が限られる灰の大陸において、民を食わせるには、食料に関する問題は常に付きまとうものだった。
質の良い鉱脈はあれども、山岳地帯に湿地帯と言う組み合わせの地形のお陰で、田畑に使う土地の開墾は容易ではない。
マザークリスタル・ドレイクスパインの周辺は、海に近い事もあって海産物はそれなりに穫れるが、灰の大陸は広い。
嘗ては南部にも、マザークリスタル・ドレイクアイがあったと言われているが、それは既に消滅しており、恩恵は望めない。
まだ生きている鉱脈も、いつかは掘り尽くしてしまうことを考えると、明日食う飯を得る為は勿論、内海を挟んで対立構造にある風の大陸の諸外国に飲み込まれない為に、力を振りかざすことになるのは、当然の帰結だと言えた。
(それにしたって、今回の出兵命令は急だったな)
命令を受けてから半月の今日、シドは風の大陸の中央部にいた。
野営の為のキャンプを敷き、夜を明かしたら、更に西へと向かうことになっている。
天幕の向こうで、見張りの兵士たちが定期的に見回りに出る足音が聞こえていた。
騎士長と言う立場のお陰で、就寝用に天幕ひとつを独り占めできると言うのは、有難いものだ。
このまま朝まで何事もなければ万々歳、と思うが、大抵、そう言う望みは叶えられない事が多かった。
此処はザンブレク皇国とロザリア公国の国境沿いだ。
領土としてはロザリア公国に与しており、両国ともに首都とは遠い場所にある為、山一つ二つを挟んで寒村がある程度で、ひっそりとしている。
この二国は、ダルメキア共和国も含めて、ウォールード王国に対抗する為の協定が締結されているから、言わば友好国同士だ。
国境沿いを厳重に警備する必要もないので、シドにしてみれば、警備はザルも同然────なのだが、
(……国境そのものを越えるのは訳がなかったが、ザンブレク側が少し妙だったな。何を考えている?)
シドの部隊が、そうと分からぬようにザンブレク皇国~ロザリア公国の国境を越えたのは三日前。
その前日、シドは旅商人の一行を装ってザンブレク領内を堂々と横断したのだが、その時、クレール・ビューの進軍道で、物々しいザンブレク軍の部隊を見たのが引っ掛かる。
野盗を退治に向かうにも、あそこまでの数は揃えないだろう。
斥候に出した部下からの報告によれば、あの時見た軍隊は、更に大きな部隊と合流し、ロザリア公国の方へと向かって行ったと言う。
きな臭い、とシドは揺れる煙草の煙を見詰めながら思う。
そもそも、何の為にロザリア公国へ行けと命令されたのかも、シドはよく分かっていないのだ。
任務については、『ロザリア公国とザンブレク皇国の動きを探れ』と言う話だが、それなら諜報の部隊を出せば良いものを、騎士長であるシドを監督に据えたのだ。
王命ならばとシドは応じたが、どう考えても戦力過分に思えたし、加えてザンブレク軍の奇妙な動きを見付けたものだから、首の後ろがちりちりとする。
(何もなきゃ良いんだが)
そんなことを思う時ほど、何かが起きるものだ。
虫の報せではないが、大概のパターンとして、世の中はそう言う風に出来ているのだ、不思議なことに。
シドは毛布を手繰って目を閉じた。
与えられた仕事を終えるまで、余計なことが起こらないことを祈って。
祈りは結局の所、大した意味はなく、事件は起こった。
夜半に何処からともなく聞こえた轟音に、シドは勿論、キャンプにいた兵士も全員が跳ね起きた。
ともかく全員に戦闘態勢を整えさせて、人数を揃えて八方へと走らせると、程なく異変の原因と思わしき方角を特定する。
ロザリア公国領内北部で、大規模な火災と爆発が起こっていた。
急ぎ高台になる場所へ向かって確認すると、生い茂る森の向こうで、火柱が何度も何度も噴き出している。
地図で方角を確認すると、ロザリア公国で重要施設と管理されている、フェニックスゲート砦だった。
前日に先行させていた斥候が命からがらに戻って来、報告を聞けば、出征前のならわしの儀式の為に駐屯していたロザリア軍を、ザンブレク軍が襲撃したと言う。
国際協定の反故、つまりは侵略の始まりと見做す行為だが、ウォールード王国に属するシドにとっては、その行いの是非についてはどうでも良いことだ。
だが、風の大陸が乱れる切っ掛けとなるのは間違いなく、此処からヴァリスゼアと言う世界が大荒れになることは、シドには直ぐに予測できた。
ともあれ。
この状態でシドがやるべきことは、早馬でこの出来事を王へと届けることと、此処からロザリア公国とザンブレク皇国がどう動くかを探ると言うこと。
フェニックスゲート砦での被害状況によっては、ロザリア公国の今後は碌なものではなくなるだろう。
同情はしない、戦争とはそう言うものだ。
覇王オーディンの唯一無二の剣閃によって、前身となる国を滅ぼし、建国されたウォールードとて、同様の経緯を辿って今に至るのだから。
シドはグループでの隊を組ませて、多方面に兵を散らし、ロザリア公国内の動きと情報をいち早く把握するようにと努めた。
その最中のことである。
一人の兵士が気になるものを見付けた、と言ってシドの天幕にやって来た。
「馬車が横転してるって?」
「はい。恐らく、この周辺に生息している大型の魔物にやられて、崖を落ちたのだと思います」
「それがザンブレク軍の一隊だと」
「旗持がいまして、その旗にザンブレク軍の紋章が」
「息は」
「遠目には、ありません。崖を滑り落ちたようで、救助もないかと」
「………」
報告を聞いて、シドは眉間の皺を深めた。
特に問題があるような報告ではなかったが、遺体が回収されずに放置されているなら、情報の元手には成り得る。
ザンブレク軍が何の為にフェニックスゲートを襲撃したのか、恐らくは現地にいた筈のフェニックスのドミナントや、現大公の生死について等、調べなくてはならない事は多かった。
シドはしばし考えたが、直に見た方が早いと判断した。
留守を守衛の兵士に預け、伝達兵に話の馬車がある場所へと案内させる。
ザンブレク軍によるフェニックスゲート襲撃の翌朝から、周辺には雨が降り続いていた。
昨日は一時ではあるが、前が見えない程にけぶる雨にもなったから、川の周辺などは増水していて少々危険が増している。
道幅の狭い崖ともなれば、足を滑らせれば一直線に転がり落ち、高さによっては怪我で済まないだろう。
馬車は、谷合の中にある川の袂にあった。
馬車を引いていたチョコボは、荷の重みで諸共に落ちてしまったのだろう、繋がれたまま打ちひしがれて動かない。
その周囲に、馬車の転落に巻き込まれたと思しきザンブレク兵が数名。
報告の通り、遠目で確認する分には、動いている者はなかったが、昨日から今も降り続けている雨に晒され、血の類は概ね洗い流されてしまったようだ。
荷車は大破しており、どうやら相当な高さから落ちたようで、この分では、同行している部隊が人を割いてまで援けに来ることはないだろう。
「荷物と装備を調べろ」
「はっ」
荷車ひとつの荷物の中に、どれほどの資材と装備を積んできたか。
作戦を終えて後退する荷馬車の中は大したものは入っていないだろうが、積んできた物資のおおよその数が把握できれば、計算して作戦に使われた兵隊の人数規模も読める。
シドも現場へと下りて、壊れた荷車に近付いた。
車輪や木板が無秩序に折り重なった中に、鎧を身に着けた兵士の躯が数人。
作戦を終えて、移動中に交代の休息を取っていた者は、落ちる馬車から逃げる暇もなく、地面にぶつかって死んだ───そんな所だろう。
不運な人間と言うのは、いつどんな時にでもいるものだ。
何か有益なものはないかと、シドが足で雑に荷車のなれの果てをどかしていると、
「……う……」
小さく呻く声が聞こえて、シドは耳を澄ました。
粒の大きくなって来た雨音の中で、ようく耳を欹てると、もう一度小さな声が聞こえる。
ぱしゃり、と水の跳ねた音に其方を見れば、がらくたになった荷車の陰から、這いずり行こうとしている影がひとつ。
腕に力を入れて、どうにか地面を這って進んでいるそれに、シドはざくざくと足音を隠さずに近付いた。
その音が聞こえたのだろう、這いつくばる影から焦った気配が伝わって、
「────っ!」
「!」
ぼうっ、とシドの目の前に炎が飛んできた。
人間の拳大と言った大きさの火の玉に、思わずシドが上半身を反らして避けると、鮮やかな火球はそのまま雨の空へ。
煌々とした七色の火は、きらきらと綺麗な火の粉を散らしながら、三秒程で消えてしまった。
火の消えた空を瞠って見ていたシドだったが、げほ、と吐く音に我に返る。
音のした方を見れば、影───少年が蹲って何度も咳込んでいた。
「おい」
「っは、げほ、っが、ふっ、あがっ……!」
駆け寄って手を伸ばすシドから、影は逃れようと身を縮こまらせる。
ぜひぜひと喉を鳴らす口端からは、赤い色が零れていた。
(馬車の中にいたのか。一緒に落ちて────全身打撲でもしてるかも知れんな)
下手に動かさない方が良い、とシドは判断した。
咳込む体は、大人と言うにはまだまだ早く、手足は長くも逞しさにはやや足りない。
雨に濡れた黒髪は、砂埃に塗れて乱れてはいたが、身動ぎしても抜け落ちない辺り、栄養価はちゃんと巡っているらしい。
しかし、奇妙なのは、装備がザンブレクのそれではない。
よくよく見ると、細かな細工に炎や卵を暗示するものがあり、これは“炎の民”と呼ばれるロザリア公国で好んで用いられる意匠であった。
しかし一兵士の鎧に比べると軽装にも見えるし、ベルトの革などは丁寧に鞣されている。
先の火球───魔法を使った所から考えるとベアラーかと思ったが、それにしては身綺麗だ。
ロザリア公国では、現大公エルウィンの思想の影響から、ベアラー兵にもそれなりの武具を身に着けさせることはあるだろうが、
(いや、待て。こいつは────)
ロザリア公国の意匠が施された装備品。
乱れてはいるが、整えられていた名残のある髪と、その隙間に覗く左耳のカフス。
そして、放たれた鮮やかな炎の魔法。
まさか、とシドは目を瞠る。
伝え聞いていた話しか知らないシドには確証がないが、しかし情報パーツは確かにそれを示唆している。
その上で、此処までの状況を考えると、どうしてこんな場所にと疑問が沸く。
が、それに意識を任せている暇はなかった。
「が、は、あっ……!あ、うぅ……ごふっ、う、」
何度も咳込む少年の口から、ごぽっと鮮血が吐き出された。
しまった、とシドは思考に囚われていた自分を叱る。
「動くな。今治療師を呼ぶ」
「……ぐ、は、が……!」
「こら、待て。取って食おうってんじゃない、助けてやると言ってるんだ」
逃げを打ってかもがく少年を、シドは肩を掴んで抑えた。
こんな状態で無理にでも動けば、骨に罅でもあれば折れるだろうし、それが内臓に刺さる可能性もある。
とにかくじっとしていろ、とシドは言い聞かせたが、
「ふ……っ、ふー……っ!ふぐ、ぅー……っ!」
青の瞳が、ぎらぎらと猛禽類のように耀いている。
今にもシドの喉笛に噛みつかんとばかりに、その目は殺意と憎悪に満ちていた。
開いた口から、かは、と血が漏れる。
それにも構わず、少年の喉が震えた。
「……して…やる……!ころして……やる……!!」
「………」
「じょ、しゅあ……を……ころ、した……!ばけ、もの…め……!!」
ぐ、と強い力がシドの胸倉を掴んだ。
喘鳴を繰り返しながら零れた少年の言葉は、世界のすべてを燃やさんばかりの憤怒を吐いている。
青の瞳が映しているのは、シドではないのだろう。
今の少年の言葉から読み取れるのは、かの地にいた筈の幼いドミナントは、死んだと言うこと。
何がどうしてどうやって、と言う所までは分からないが、それさえ理解できて、この少年が身に着けているものから察するものが正しければ、成程、そんな言葉も出て来るだろうと言うことだ。
少年の有様を見れば、いつ死んでも可笑しくはないように見えるが、それでも彼は生きている。
ころしてやる、ころしてやる、と呪いを吐きながら、その呪いの力によってのみ、その心臓は動いていた。
(だが、このままだと結局、死ぬ)
体がどれだけのダメージを受けているのか、目に見えている所だけでも酷い有様だ。
荷馬車がいつ此処へ転げ落ちたか知らないが、それからずっと雨に打たれていたのなら、体温も下がっているだろう。
碌な身動きも取れないこの状態では、遅かれ早かれ、この灯火は潰える。
シドはひとつ溜息を吐いて、少年の肩にもう一度手を添えた。
「落ち着け。お前が殺さなきゃならない奴は此処にはいない」
「っはー…はー……っ、はー……っ!」
「だから少しだけ、休んでろ」
その言葉の直後、少年の躰には雷が迸り、青の瞳が零れんばかりに見開かれた。
電流は少年の全身を走った後、臥した地に逃げるように流れて行き、パリッ、パリッ、と世過分の放電を散らして消える。
虚ろになった瞳から光が消えて、かくん、と首が垂れ落ちた。
シドは少年の躰を極力動かさないように努めて、胸元に手を遣る。
とく、とく、とく、と規則正しい鼓動がゆっくりと続いているのを確かめ、ふう、と安堵の息を漏らした。
それから、意識を失っても、自身の胸倉を掴んだままの少年の手を見て、ゆっくりと目を伏せる。
「復讐だろうが、なんだろうが。先ずは生きなきゃ何もならない」
呟きを聞かせるべき少年は、青を瞼の裏に閉じている。
シドは医療術師を呼ぶ用に指示して、上着を脱いで少年の躰に被せた。
傍にある川の水がじわじわと水量を増し、のんびりしていると鉄砲水にでも襲われそうだ。
出来るだけ負担をかけないように注意して、シドは意識のない少年の躰を抱き上げた。
東京にて、本日シド&クライヴプチオンリーが開催されておりました。おめでとうございます。
現地に行けない環境なもので、此処でひっそり賑やかしに。
プチオンリーイベントの開催が発表された際、現地参加については最初から考えていなかったのですが、出来たらタイミング合わせて本が出せたらなと思っていました。
色々と私事環境が忙しく、本どころか話も中々書けない状況になってしまったのですが、書けるならこういう話を書きたかったと言う供養です。
原作世界で、シドがウォールードを出奔していない、クライヴがそんなシドに拾われてウォールード兵として成長しているのが見たいな~とか言う夢があります。
流れとしては、フェニックスゲート事変の直後、ウォールードの密かな介入でクライヴがウォールードに攫われた後、ベアラー兵になってからシドが自分とこの直属部隊(メンバーは大体隠れ家の人たち)に引き入れたり、33歳クライヴと五十路手前引退手前なシドが話してたり、シドクラに王とアルテマが絡んで七面倒くさくなったりとか言う構想だけありました。
いつか書けたら良いなと思いつつ、色々と設定が固まらないので、夢の夢であります。