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[サイスコ]ゲートウェイ・メイカー

  • 2021/08/08 21:25
  • Posted by k_ryuto
  • Category:FF
※倫理的、現実の法に反する描写を含みます





バラムガーデンは傭兵育成機関であり、其処で学んだ知識と技術を使って、卓越した技能を持ち、優秀な成績を収めた者が、『SeeD』となる。
大まかに言えばそう言うものなのだが、最終地点に至るまでには、様々なカリキュラムが組まれていた。
SeeDになる為の試験を受けるには、先ずSeeD候補生と称される所まで辿り着かなくてはならない。
そして候補生になれたとしても、肝心の実施試験を受けるには、その手前に用意された課題をクリアしなくてならなかった。
また、候補生になる為にも課題は用意されており、それは事実上、SeeDとしての適性テストであるとも囁かれていた。

SeeDは金に雇われ、雇用主の求めに応じてその力を振るう。
そう言ったものが恒久的に求められる程度には、この世界は殺伐とした所があった。
更には、それを十代の少年少女が人生の目標のように進路に掲げ、実際にその身を賭して戦場へと赴くと言う、平和な時代であれば批難もあろうと言うものだが、現実として、“傭兵教育機関”であるガーデンは世界で三校に数える程の需要を満たしていた。
入学した若者達の全員が傭兵として巣立つ訳ではないが、多くがその道を歩むか、ガルバディアガーデンからは軍へと引き抜かれる者が多いのは事実である。
故に、其処で学びの日々を過ごす少年少女達は、常にその手に人の命を与奪する可能性と、同時に自身の破滅の未来を持っていた。
それがより現実味のあるものとして直面する事になるのが、“候補生になる為の試験”だった。

15歳になったスコールにも、その日はやって来た。

候補生となる為のテストが始まる当日、未だに詳細が明かされないそれにやきもきしていたスコールの下へ、迎えに来た教員から渡された一枚のプリント。
“候補生試験”の内容は、生徒によって異なり、その詳細は当日まで秘されていると言う噂があったが、あれは嘘ではなかったのだ。
内容は他言無用とされており、緘口令にも近いものが敷かれていて、試験の合否に関わらず、内容を他者に口外すれば、それが発覚した時点で失格とされる。
更には、来年以降のテスト受講も不可となり、事実上、SeeDへの道が閉ざされる事となる。
正SeeDとなった後、依頼内容の守秘が求められる事を考えれば、確かにそれが出来ない者はSeeD資格を持つに適さない、と判断されるのは無理もない───とスコールは思う。

しかし、実際に渡された“試験内容”を見て、スコールは言葉を失った。


(これは……正SeeDがやるべき任務じゃないのか?)


ローブを来た教員が手ずからに持ってきた、“候補生試験”の内容を記したプリント。
一見して授業で渡されるようなプリントと変わらない(敢えてそうしているのかも知れない)代物に綴られるのは、候補生になる為の試験に使うには、余りにも重いもの。
在る国の某と言う人物を暗殺せよ────と、とても候補生にすらなっていない只の一生徒に任せるべきではない内容が書かれていた。

何かの間違いじゃないのか、とそんな気持ちで顔を挙げれば、掘りの深い顔立ちが見える。
細められた双眸に当て嵌められた眼球の、黒々とした眼が、薄ら笑いを浮かべてスコールを見ていた。


「何か質問は?」
「……い、え」


訊ねた教師の言葉に、スコールは辛うじてそれだけを返した。

質問はあった。
これが試験だという事への疑問や混乱は勿論、本当にこれを試験内容と鵜呑みにして良いのか。
他にも候補生試験を受ける生徒はいる筈だが、それらにも同様の試験内容が渡されているのか。
だが、それらの疑念を口に仕掛けた所で、『SeeDは何故と問うなかれ』の言葉がスコールの意識と言葉を飲み込んだ。
其処から導き出された答えだけを返事とすれば、教員は満足げに頷く。


「宜しい。では、これも渡して置こう」
「……これは?」


教員は、長い袖の中に隠すように持っていたものを差し出した。
受け取るとそれはスコールの掌に収まるサイズの小さなアンプルで、中には薄らと色のついた液体が入っている。
なんとなく、首の後ろがちりちりと嫌な感覚を覚えるのを感じながら、正体を求めて訊ねると、また教員は笑みを深め、


「緊張するようであれば、使うと良い」


それだけを答えて、教員は背を向けた。
質問答えになってない───スコールはそう言いたかったが、結局はこれも飲み込んだ。

行くぞ、と言う教員に促される形で、スコールはガンブレードケースを掴んで部屋を出た。
廊下に出ると、スコール同様に候補生試験を受ける為に呼ばれたのであろう、他の生徒達が並んでいた。
教員は後にも一人、生徒の部屋を訪れ、その主を連れ出した後、生徒達を駐車場へと誘導した。

駐車場で生徒達は幾つかのグループに分けられ、それぞれガーデン所有の車両へと乗せられて、移動を開始した。
生徒達は、外の景色も見えない鉄車に揺られながら、各自の試験内容に即した地へと送られる事になっている。
スコールの場合はガルバディアにあるデリングシティであったから、一緒に乗せられた生徒も、恐らくは同様の目的地なのだろう。

同乗している生徒達は、それぞれ個々に散らばるようにして過ごしており、車内は沈黙ばかりが支配している。
重苦しいのは皆が緊張しているからか、それとも、不穏極まりない試験内容の所為か。
スコールと同じ試験内容の者がいるのかは知らないが、仮に皆が同様の内容を持っているのであれば、息が詰まるようなこの空気も無理はないだろう。


(……暗殺……)


スコールは、プリントに綴られていた試験内容を思い出していた。

暗殺の対象の名前は、スコールもニュース番組等で聞いた事がある。
余り詳しく知っている訳ではなかったが、若くして実業家として成功し、新進気鋭のナントカ、と言った異名で呼ばれていた。
成功を妬まれているのか、後ろ暗い事もやって来たのか、何かに影響を齎しそうなので厄介に思われたとか、殺される理由には事欠かないような気はする。
資産家としても名が広がっているようなので、それを狙う輩もいるのかも知れない。

いや、対象の死が求められる理由など、スコールにはどうでも良いのだ。
それは『SeeDは何故と問うなかれ』で終わる話で、スコールに求められるのは任務の内容について思考する事ではなく、それを遂行する力────なのだけれど、


(……人を……殺す。殺さないといけない。ただの、一般人を)


傭兵を目指しているのだから、近い将来に人を殺める可能性がある事は判っていたつもりだ。
SeeDは地域紛争に武力として投入される事もあるし、某かの交渉の時に対抗威力として配置を求められる場合もある。
だから、そう言う場面に乱入して来る人間───敵対する軍人やゲリラ、テロリストなど───を屠る場面がある事も理解していた。

だが、暗殺の対象として挙げられた人物は、戦う力を持っていない一般人だ。
大層な肩書は数あれど、軍に所属している訳でもないし、スコールのように戦う術を学んでいる訳でもないだろう。
そう考えると、途端に喉の奥が冷えたような気がして、スコールは呼吸の仕方が判らなくなった。


(何を、今更。傭兵ってそう言う事だろう。金さえ積まれれば、どんな事でもするって。俺は、そう言うものに、なるって────)


SeeDになる事だけが、スコールが明確に見る事の出来る目標だった。
だからその為に勉強して来たし、良い成績が納められるように、バトルに関しても修練は欠かさなかった。
ようやくその目標が形となって近付いて来たのに、急にこんな悪寒に囚われるなんて、余りにも自分は弱過ぎるのではないか。

詰まる呼吸を正常に戻そうと、スコールは努めて静かに、ゆっくりと呼吸を試みた。
息を吐き、吸って、吐き、吸う。
普段、当たり前にしている筈のその行為が、酷くぎこちない行いのようになって、スコールの額には脂汗が滲んでいた。


(こんな調子じゃ……)


自分の有様に、SeeD適正失格、の文字が頭に浮かぶ。
少しでも呼吸を楽にする術があれば、と歯を食いしばるスコールの脳裏に、ふっと蘇ったものがあった。


(あのアンプル……)


教師から渡されて直ぐに部屋を出たが、あのアンプルはスコールのジャケットの中に入っている。
おもむろにそれを取り出したスコールだったが、密閉容器の中で揺れている液体を見て、冷静な思考が帰って来る。

────緊張するようなら使え、とあの気味の悪い笑みを浮かべた教師は言った。
つまりはそう言う代物なのだろうが、果たしてこれは安全なのだろうか。
いや、そもそも、本当にこれが緊張云々に作用するものなのかも判らないのだ。
正体の分からないものを服用するのは、それこそ迂闊な自殺行為で、SeeDを目指す者が取る行動ではないのでは。

手の中に納まる液体をじっと見つめるスコールの視界に、影が落ちる。
見覚えのある足元と、それを囲うように連なる白いコートの裾を見て、スコールはその持ち主を悟る。


「……サイファー」
「ああ。お前もいるとは、大した偶然だな」


スコールから見て一つ年上で、何故かいつもちょっかいを出してくる男。
一足早く候補生になる権利を得た筈なのに、候補生試験に同乗しているサイファーに、そう言えば落ちたって言ってたか、と一年前の記憶を掘り起こす。
何をして昨年度のサイファーが失格となったのかは知らないが、今年度もこうして試験を受けている辺り、SeeDを目指す資格そのものを剥奪された訳ではないようだ。

どかり、とサイファーはスコールの隣に腰を下ろした。
最近ティンバーで見つけたらしい白コートは、随分と彼のお気に入りになっているようで、いつでも何処に行く時でも着用している。
お陰で最近のサイファーは、ガーデンの何処にいても目立っていて、目撃例が絶えなかった。
よくそんな格好で過ごせるな、とスコールは思うのだが、自己顕示欲の強い男にとっては、他人から少々注目を集める位は大した問題ではないのかも知れない。

サイファーはスコールの手にあるものを見て、フン、と鼻を鳴らす。


「使うのか」
「……?」
「それだよ」


サイファーに指差されて、スコールはアンプルを見た。
どうやらサイファーは、これの正体を知っているらしい。


「……あんた、これ、知ってるのか」
「一応な」
「これ、何なんだ?」
「楽しくなれる便利なオクスリ、だろ」


そう言ったサイファーの口元は、歪な笑みに歪んでいる。
翠の瞳は冷たく光り、刺すような鋭さでスコールを見ていた。

茶化した風のあるサイファーの言葉に、スコールが眉根を寄せていると、サイファーは更に続ける。


「お前、知ってるだろ。お前と同室だった、スイ───なんとかって言う先輩」
「……あの人なら、去年の冬にいなくなった」
「ハッ、そうだろうな」


鼻で笑って見せたサイファーに、スコールは首を傾げる。
サイファーは声を見初めて、スコールの耳元に唇を寄せて言った。


「あの先輩、それ使ったんだよ。去年の候補生試験の時に」
「……え?」
「嘘じゃねえよ。見たからな」


この目で、とサイファーは翡翠の瞳を指して言う。

────スコールと同じ部屋を使っていた、三つ年上の生徒。
単に共同部屋が同じであっただけで、スコールが彼と交流を持った事はなかったが、その人物がある時期から様子が可笑しくなり始めた事は知っていた。
顔を合わせればスコールにも挨拶程度はしてくれる、温和な顔をしていた人物だったのだが、昨年の夏を過ぎた頃から、その表情が歪になっていった。
ブツブツと独り言を言っている事も増え、挨拶も交わさなくなり、他のルームメイト達と口論している場面も目撃されている。
スコールには、彼が何か異常なものに憑りつかれているように見えて、関わり合いになる面倒さを察知し、早々に我関せずの距離を取ったのだが、彼と誰かが口論する声は度々聞こえていた。
それを仲裁する教員の姿もよく見られ、窘められた生徒は、その教師に何処かへと連れていかれていた。
恐らくは説教をされていたのだろうが、かと思ったら、ある日には酷く晴れ晴れとした顔を浮かべて、陽気な挨拶をしてきたりと、その落差がより彼の異常性を際立たせていた。

そして冬休みが始まると言う頃に、彼は忽然と姿を消した。
いつの間にか退学処理が取られ、部屋はすっかり空っぽになり、今では別の生徒がその部屋を使っている。
件の生徒と仲の良かった生徒達が、何処に行ったか、連絡先くらい───と言っていた通り、彼は何処にも行く先を告げずにいなくなってしまったらしい。
まるで蒸発したかのような消え方に、スコールも違和感を持ってはいたが、とは言え、親しい仲ではなかったのだ。
ドアの向こうで怒鳴り合う声がしていたのも迷惑していたし、その原因でもあった人物がいなくなったのは、平穏の再来でもあった。
だからスコールは、件の人物について深く考える事はなかったのだ。

────その人が、昨年の候補生試験の際、アンプルを使用した。
それを見ていたサイファーは、後に起こった寮でのトラブルを聞いて、このアンプルの正体に気付いたのだ。


「あの先輩の試験内容は知らねえ。だが、去年で確か三回目だとか言っていた。もう二回も失敗してるってな。もういい加減、なんとかしてクリアしないと、自分が情けなくてしょうがねえとか」
「………」
「まあ、話は聞こえて来ただけのもんだ。何処まで本当か俺は知らない。でも、そいつを使ったのは確かだ」
「……それで、使った後はどうなったんだ」
「“ゴキゲン”って奴だよ」


言いながらサイファーは、米神の当たりで人差し指をくるりと回す。
ぞ、とスコールの背中に冷たいものが走った。

世の中には、生き物の交感神経を過剰な刺激を齎す代物が存在する。
それは正しく扱えば医療にも使われる薬となるが、僅かでも使い方を誤れば毒となるものだ。
更に、そう言った類は強い依存性や常習性を備えており、一度でも服用すると、手放す事が非常に難しくなってしまう。
だから本来なら厳格に取り締まられるべき代物で、そんなものがガーデン教員から生徒に手ずから渡されるなどあってはならない───筈なのだが、ガーデンは普通の教育機関ではない。
これからスコールが課される“試験内容”然り、そう言った表向きの顔とは全く違う理屈が存在するのだ。

スコールの視線が、もう一度、手の中の小瓶へと向けられる。
サイファーの言葉が全て本当───と言うのは余りにも鵜呑みにしすぎ、だとは思う。
しかしスコールは、まるで人格が変わるように可笑しくなっていた人間を見て来た記憶がある。


(使ったら、楽になるとして。その後の俺は、どうなる?)


スコールの候補生試験は、目的の人物を殺す事でクリアとなる。
方法は定められておらず、どうやって任務を遂行するのか、完全にスコールの裁量に委ねられていた。
即ち、選ぶ手段を間違えれば、目的を果たす事は愚か、犯罪者として捕まるか、それ所かターゲットの反撃を受けて自分が命を落とす事になるかも知れない。
それは机上の授業を受けていた頃、ぼんやりと想像していた以上に恐ろしく、底知れない闇が付きまとう話だった。

あの人当たりの良い顔をしていた先輩生徒も、同じだったのだろうか。
だから二回の失敗を経験し、また同じ轍を踏むまいと、正体の判らない薬物に頼ったのか。
そうして、試験の合格と引き換えに、自分自身を壊して行ってしまったのか。


(俺は─────)


スコールは、壊れるのは嫌だった。
此処にいる自分と言うものを手放したくない。
だが、初めて現実としてまとわりつく“死”と言うものに対し、背筋が冷える感覚は止められなかった。

アンプルを握るスコールの手に力が籠る。
それを横目に見ていたサイファーが、ぽつりと呟く。


「そんなモンを使ったからって、誰も彼もが可笑しくなる訳じゃねえよ」
「………?」


サイファーの言葉は、スコールには理解できないものだった。
件の人物がアンプルの中身を摂取し、その後どうなったのかを見ている筈なのに、まるでそれとこれとは関係ない、と言うようなサイファーの台詞。
どういう事だ、とスコールが視線で問うと、サイファーは吐き捨てるように言った。


「話は単純だ。そいつを使って可笑しくなるか、使わないまま可笑しくなるか」
「…どっちも同じじゃないのか、それは」
「ああ、同じだよ。違うのは、今楽になるか、ずっと楽にならないかってだけだ」
「……」
「お前がどっちを選ぶんだか、多少興味はあったが、……ま、どうでも良い話と言えば、そうだったな」


そう言ってサイファーは、話は終わりだ、と言うかのように腰を上げた。

まだ新しさのあるコートの固さのある裾が広がり、スコールの顔の横でひらひらと揺れる。
薄暗い鉄車の中で、嫌に存在を主張する白と金色の髪を見上げ、スコールは問う。


「……あんたはどっちだ?サイファー」


サイファーは、昨年もこの候補生試験を受けている筈。
あのアンプルが、試験を受ける生徒に須く渡されているのなら、サイファーも受け取った事がある筈だ。
内容物の正体を察した今年はどうだか知らないが、少なくとも昨年は、彼の手元に一度でも届けられているに違いない。

サイファーが昨年の候補生試験を落ちた理由を、スコールは知らない。
平時の訓練授業の時でも、上官とされる教師の命令を無視して単独行動に走るのはよくある光景だったし、実力はあるのにそう言う行いの所為で振るい落とされるのは想像に難くない。
それでも、候補生試験を受けたと言うことは、少なくともSeeDになる為の一歩として、それをクリアしようと言う気概くらいはあったのではないだろうか。

その時に渡されている筈のアンプルは、その中身は、一体何処に。
じっと見つめて問うスコールの視線に、サイファーは「……さあな」と肩を竦めるのみ。
真意の見えないその仕種に、スコールはもう一度問おうとするが、


『間もなく、目的地Aポイントに到着する。下車予定の者は待機しておくように』


アナウンスに完全にタイミングを奪われて、スコールは閉口する。

ガタン、と車が一つ大きな揺れを越えて、道が不安定なものに変わり、揺れが激しくなった。
車内に散り散りに過ごしていた生徒の一部が動き出し、下車の準備を始めている。
スコールも此処で下りる予定になっている為、溜息を吐きながら、ガンブレードケースを抱えた。

ちゃりん、とちいさな音が鳴って、スコールが視線を落とすと、アンプルが転がっている。
落としたそれを拾おうとして、スコールの手が止まった。


(これを拾って、……その後は、どうする?)


問いかけるスコールに、答えは誰からも与えられない。
脳裏に浮かぶ翡翠の瞳が、同じ問いをそっくりそのまま紡いだが、やはり答えは出なかった。





『初めての任務で人を殺すかも知れない、死ぬかも知れない恐怖を紛らわせるために、ガーデンから渡された依存性のある興奮剤を服用するか悩むスコールと、それを察してスコールの判断を聞くサイファー』のリクエストを頂きました。

大分色んな設定を勝手に作って盛りました。闇深いガーデン、結構好きです。ドロドロで。
結局悩んで答えが出ないままのスコールです。
サイファーは恐らく使っていないんじゃないかなあ、と言う願望交じり。自分じゃないものに自分の意思を振り回されること、今後もそれに縛られる可能性があるようなものは御免って言う感じで。そんなものに頼る位なら、自力で感情を捩じ伏せてでもクリアしてやる、って言う。
それに対してスコールの方は、本編開始頃まで不満はあっても基本的には“駒”であろうとしている節がある気がして、それに徹する為に自分の恐怖心やぐるぐる動く思考がマイナスに働くと思ったら、効率を優先するような感覚でそれらを手放す事も有り得そうな。本編開始の時期までには精神的訓練みたいなものでコントロール出来るように努めようとしそうですが、その前には手っ取り早い手段に惹かれる事もあるんじゃないだろうか。と言う妄想でした。

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